2016年に放送された『SOTUS:The Series』の続編『SOTUS S』EP12を見た感想をお届けします!
キャスト・カップリング
コングポップ&アーティット

コングポップ(Singto):SSU工学部3年生。SOTUSチームのリーダーであるヘッドワーガーをつとめる。1年生のときにヘッドワーガーをつとめていたアーティットに反発するも、じつはその背景には優しさが秘められていたことを悟り、アーティットに恋心を抱くようになる。アーティットに積極的にアタックを繰り返し、やがて付き合うことに。
アーティット(Krist):SSU卒業後、オーシャン電機に勤める。大学時代、何かにつけて反発するコングポップに苛立ちを覚えるものの、やがてその熱意に押されてコングポップと付き合う道を選択。
ティウ&デイ

ティウ(Oaujun):SSU工学部3年生。コングポップの友人。コングポップとともにワーガーをつとめる。SOTUS制度に反発するデイは同じ学籍番号であることから、何かとおせっかいを焼く。
デイ(Fiat):SSU工学部1年生。SOTUS制度に納得がいかずに反発を続ける。自分を気に掛けてくれるティウには徐々に心を許すように。
ヨン&ナイ

ヨン(Guy):オーシャン電機製造部に勤務。インターンシップ生としてやってきたナイを気に掛ける。
ナイ(Nammon):オーシャン電機にインターンシップ生として参加。
『SOTUS S』EP11までのあらすじ
オーシャン電気の社員旅行で海へ行ったコングポップとアーティットは砂浜で二人だけのひとときを過ごす。しかしその場面を写真に撮られており、社員チャットに流されてしまうことに。困惑するアーティットは思わずコングポップを避けるようになってしまう。
『SOTUS S』EP12の感想
弱虫なアーティット
社員旅行中にコングポップとキスをしている最中の写真が出回ってしまったことを知ったアーティットはショックのあまり仕事に集中できない日々を送ります。コングポップとの仲を勘ぐられたくないのか、彼のことも避けるようになりました。
部屋の前でアーティットをつかまえたコングポップは、アーティットに詰め寄ります。
「一緒に解決しましょう。なぜ逃げるんですか」
しかし、アーティットは答えません。
「追いかけるのはいつも僕です。この2年間は何だったんですか・・・僕はなんですか?恋人?後輩?それともただの知人?」
アーティットは何も言葉を発さずに自分の部屋へと入っていってしまいます。部屋に入ったとたん、崩れ落ちるアーティット。アーティットもどうしたらいいのかがわからないのでしょう。まだ自分の心に整理がついていないのかもしれません。
ただ、肝心のアーティットが何も話してくれない状況が続き、コングポップも迷い始めてしまいます。そうしたなか、コングポップが訪れたのは大学の体育館でした。二人が出会った思い出の地。とそこへ、なぜかアーティットもやってきます。アーティットも始まりの地である体育館で思いを再確認したかったのでしょうか。
コングポップの隣に腰を下ろすアーティット。ようやく二人は、久しぶりに他愛もない会話を交わします。そして、意を決したかのように、コングポップは声を振り絞り、アーティットに語りかけました。
「アーティット先輩、これからも僕に隣を歩いてほしい?ここで止まってほしい?」
しかし、やはりアーティットは何も答えませんでした。
「答えられないのあれば、先輩のギアを返します。心が決まったら、話し合いましょう」
コングポップはそう言うやアーティットにギアを返し、その場を立ち去りました。
思わず嗚咽するアーティット。その脳裏には、コングポップにギアを渡したときのことが浮かんでいました。
コングポップの目からも涙が止まりません。そして、コングポップはアーティットの隣の部屋も引き払い、どこかへ引っ越してしまいました。
なぜ、二人の関係はこうなってしまったんや・・・・・・
そのような悲しい状況の中でも、時間だけは無情に過ぎ去ります。オーシャン電機で働いていたコングポップとナイも、ついに勤務最終日を迎えることになりました。
夜、二人の送別会が行われます。最後のまとめとして、インターンで学んだことなどを話すコングポップ。すると、突然意を決したアーティットがコングポップの隣へと駆け寄ります。そしてコングポップの手を握ると、
「僕たちは恋人同士です」
全社員の前で、そう宣言したのでした。
きゃー!ついにカミングアウトきたー!!悩みに悩んだ末にアーティットが出した結論。それは、コングポップの隣で歩み続けるということでした。
素敵な関係やないかい・・・(涙)。
なかなか自分の気持ちをあらわにするのは難しいものです。アーティットも正直に打ち明けるまでには相当の心の準備がいったことでしょう。
しかし、こうして二人を邪魔する障害はなくなりました。いよいよ次回でエンディングを迎えます。
サブカップル?何それおいしいの?
はい、ティウ×デイはすっかり姿を消しました(笑)。中途半端に描くのであれば、最初にあれだけ登場させるなぞなもし。
一方のヨン&ナイも微妙です。ナイがインターンシップの最終日を迎えることに一抹の寂しさを抱くヨンですが、とくに特別な行動を起こすことはありません。その視線は常にナイを向いていますが、ただそれだけ。
え、次回最終回なんですけど?いったいどう回収するんでしょう。回収するほどのストーリーもないですけどね(笑)。サブカップルのストーリーについては、最終回を見たうえで判断を下すとしましょう。












