2016年に放送された『SOTUS:The Series』の続編『SOTUS S』EP6を見た感想をお届けします!
キャスト・カップリング
コングポップ&アーティット

コングポップ(Singto):SSU工学部3年生。SOTUSチームのリーダーであるヘッドワーガーをつとめる。1年生のときにヘッドワーガーをつとめていたアーティットに反発するも、じつはその背景には優しさが秘められていたことを悟り、アーティットに恋心を抱くようになる。アーティットに積極的にアタックを繰り返し、やがて付き合うことに。
アーティット(Krist):SSU卒業後、オーシャン電機に勤める。大学時代、何かにつけて反発するコングポップに苛立ちを覚えるものの、やがてその熱意に押されてコングポップと付き合う道を選択。
ティウ&デイ

ティウ(Oaujun):SSU工学部3年生。コングポップの友人。コングポップとともにワーガーをつとめる。SOTUS制度に反発するデイは同じ学籍番号であることから、何かとおせっかいを焼く。
デイ(Fiat):SSU工学部1年生。SOTUS制度に納得がいかずに反発を続ける。自分を気に掛けてくれるティウには徐々に心を許すように。
ヨン&ナイ

ヨン(Guy):オーシャン電機製造部に勤務。インターンシップ生としてやってきたナイを気に掛ける。
ナイ(Nammon):オーシャン電機にインターンシップ生として参加。
『SOTUS S』EP5までのあらすじ
コングポップはSSU工学部のヘッドワーガーとして、アーティットはオーシャン電機の新入社員として忙しい日々を送る。旗の儀式後、新入生たちにSOTUS制度を教える役割を終えた工学部3年生たちはインターンシップ先を探し始めることに。そんななか、コングポップは父親のすすめもあり、オーシャン電機のインターンシップに申し込む。
『SOTUS S』EP6の感想
隠し事をしたコングポップに苛立ちを隠せないアーティット
物語はいよいよ中盤戦。舞台は大学からオーシャン電機へと移り変わります。
コングポップはインターンシップを受ける会社をオーシャン電機に決めたものの、仕事に追われるアーティットとはすれ違う日々を送っていたためにそのことを伝えられませんでした。
ある日、アーティットを始めとする調達部のメンバーが会議室で会議を行っていたところ、人事部の女性ドゥリアンがインターンシップ生として2人の学生を紹介します。なんとそこにいたのはコングポップ。何も聞かされていなかったアーティットは驚きを隠せませんでした。
その後、ドゥリアンから調達部に手紙を持っていってほしいと頼まれたコングポップはアーティットのもとを訪れます。しかし、アーティットは不機嫌な態度を隠そうとはしません。
「説明させてください」
コングポップはアーティットに事の次第を説明しようとしましたが、アーティットは話すら聞いてくれませんでした。
「教えてほしかった。隠し事はなしだろ?」
何でも話合えて助け合える存在だと思っていたコングポップに裏切られた気持ちでいっぱいだったのかもしれません。
その後もコングポップは「じつは・・・」ととある話を切り出そうとしますが、ちょうどそこへ調達部の先輩であるアースが現れたために話は中断。大事なことを伝えられませんでした。
この場面は物語の後半と大きく関わってくるポイントなのですが、じつはコングポップはアーティットの隣の部屋に引っ越したのです(笑)。アーティットの近くで彼を支えたい、彼の力になりたい、少しでもそばにいたい。そういった思いからの行動だとは思いますが、一歩間違えればストーカーですね(笑)。
アーティットがその事実に気付いたのは、コングポップの引っ越し当日のことでした。仕事を終えて自宅へ帰ったアーティットは引っ越しの荷物を運んでいたコングポップと遭遇します。
あれだけ隠し事はなしだといったのに、またしても自分に隠れて事を進めるコングポップに対して、アーティットは怒りを覚えます。
「説明させてください」
コングポップはアーティットに言い訳をしようとしますが、怒り心頭のアーティットはそのまま何の言葉も発さずに自分の部屋へと入っていってしまいました。
まぁこの件に関しては圧倒的にコングポップが悪いですね。たとえアーティットが忙しかったとしても、電話をする時間がまったくなかったわけではありません。それこそ、LINEで伝えることもできたわけですしね。
コングポップとしてはアーティットに直接話したかったのかもしれませんが。ほんの少しのすれ違いからひびが入ってしまった二人の関係。はたして二人はどうなってしまうの?
ということで、次回EP7へと続きます。
ティウとデイの関係は少し進展
相変わらずデイはティウのことを拒む姿勢を崩しません。しかしあるとき、ティウはデイを無理やり同じ学籍番号の飲み会へと連れ出します。そこにいたのは、なんとデイの高校時代の先輩。どうやらデイはその先輩には心を許している模様です。
「以前はチアルームを嫌がっていませんでしたか?」
デイは先輩に尋ねます。すると先輩は「いまも好きじゃないが、チアルームを通じて人とつながれる。社会に所属することは避けて通れないからな」と伝えました。
帰り道、ティウはデイにこう問いかけました。
「今日みたいに交流するのも悪くないだろ?」
するとデイはこう答えます。
「先輩との交流が嫌だとは言っていません」
はい、デレたー。デイくんの貴重なデレシーンです。ようやく二人の関係に進展が!?と思いきや、事態はそう簡単にはいきません。
「なぜ僕に絡むのか、理由がわかりました。同系列の後輩だから。それだけでしょ?」
デイにとって、ティウに気をかけてもらえているのは決して嫌ではなかったわけです。むしろうれしかったのかもしれません。しかしその理由が自分に好意を抱いているためではなく、ただ学籍番号が同じなだけだから。
デイは、ティウを置いてその場を立ち去ってしまいます。不意をつかれたティウは何も言えませんでした。
ただ、これがひとつのきっかけになってきそうな感じはあります。たしかに、ティウは同系列の後輩だからデイのことを気に掛けていました。しかし一方で、デイに好意を抱いていたのもまた事実だったはずです。このとき初めてティウは自分の気持ちと向き合えたのではないでしょうか。
ティウとデイの関係、ここから一気に進展してきそうな感じがします。
ついに3組目のカップリング登場
さて、EP6にしてついに3組目のカップリングが登場します。オーシャン電機の製造部部長のヨンとインターン生のナイです。
コングポップととにオーシャン電機のインターンに参加したナイはちょっと抜けているというか、天然なところがありそうな人物です。写真で見るよりも、映像で見たほうがかわいい気がしました(笑)。あとなにげにコングポップよりも背が高くてびっくりです。
今後はドラマ内でナイとヨンの関係性にも触れる機会が増えてくると思います。しかし1つのドラマで3組のカップルの物語を描くのはちょっと忙しすぎますね。ただでさえ各カップリング間の接点はないので、物語がぶつ切りになるような感覚を受けます。タイBLあるあるといいますか、ひとつのBLに複数のカップリングを盛り込んでくるのが一般的ですから仕方のないことかもしれませんが。
ともあれ、コングポップが隠し事をしたせいで喧嘩中のコングポップとアーティット、自分を気に掛けているのは同じ学籍番号という理由だけだったために少し落ち込んでいるデイと自分の気持ちがよくわからないティウ、年の差カップル(?)であるヨンとナイの3組の恋模様から今後も目が離せません。







