2016年に放送された『SOTUS:The Series』の続編『SOTUS S』EP10を見た感想をお届けします!
キャスト・カップリング
コングポップ&アーティット

コングポップ(Singto):SSU工学部3年生。SOTUSチームのリーダーであるヘッドワーガーをつとめる。1年生のときにヘッドワーガーをつとめていたアーティットに反発するも、じつはその背景には優しさが秘められていたことを悟り、アーティットに恋心を抱くようになる。アーティットに積極的にアタックを繰り返し、やがて付き合うことに。
アーティット(Krist):SSU卒業後、オーシャン電機に勤める。大学時代、何かにつけて反発するコングポップに苛立ちを覚えるものの、やがてその熱意に押されてコングポップと付き合う道を選択。
ティウ&デイ

ティウ(Oaujun):SSU工学部3年生。コングポップの友人。コングポップとともにワーガーをつとめる。SOTUS制度に反発するデイは同じ学籍番号であることから、何かとおせっかいを焼く。
デイ(Fiat):SSU工学部1年生。SOTUS制度に納得がいかずに反発を続ける。自分を気に掛けてくれるティウには徐々に心を許すように。
ヨン&ナイ

ヨン(Guy):オーシャン電機製造部に勤務。インターンシップ生としてやってきたナイを気に掛ける。
ナイ(Nammon):オーシャン電機にインターンシップ生として参加。
『SOTUS S』EP9までのあらすじ
オーシャン電機の社員旅行として海へやってきたコングポップとアーティット。二人は楽しいひとときを過ごす一方で、改めて互いの愛を誓い合った。
『SOTUS S』EP10の感想
苦境に立つアーティットを助けようとするコングポップ
いよいよ残り4話!今回EP10は前回に続き、社員旅行でやってきた海が舞台です。
ほかの社員とともに楽しい時間を過ごすコングポップとアーティット。とここで、コングポップは調達部の先輩アースから二人の関係に気づいていたことを告げられます。
まぁひと目をはばからずアーティットにじゃれつくコングポップの姿を見ていたら、誰だって気がつきますよね(笑)。ただ幸いなことに、二人の関係を応援するといってもらえました。
ドラマでの話とはいえ、タイは比較的同性愛に寛容的な国ですからね。バンコクの街中を歩いていても同性愛者の方を数多く見かけますし、そういった風土が根づいているからこそ、こういったBLドラマが多くつくられるのではないでしょうか。
さて、今回EP10では大事件が勃発します。取引先に納品した吸煙グリルの不良が見つかり、すべて返品されてしまったのです。原因は、使用されていたプラスチックの品質が基準以下であったことにありました。アーティットの上司であるジョーンが契約書を偽装し、わざと品質の低いプラスチックを仕入れたのです。きっと業者からキックバックをもらったのでしょう。あいつは、そういうことをするやつです。
不良製品を納品した責任は、材料を調達した調達部にあります。あわてて旅行先から会社へ戻るアーティットたち。そして新たにプラスチックを納品してくれる業者を探すことになりました。
しかし全員で駆けずり回っても、調達できたのは全体のわずか30%に過ぎません。また、製造部が既存のパーツを新規製品に転用することで20%をまかなうことができました。それでも半分が足りません。
困ったアーティットたち調達部の一同。とそこへ、コングポップが「調達先が見つかった」と調達部を訪れます。
見つかった、のではありません。父に頼んだのです。コングポップは困っているアーティットをなんとか助けたい一心でした。
しかしこのことが、再びアーティットの怒りを買う原因となってしまいます。
次回EP11へ続く。
ナイが愛しくてたまらないヨン
ヨンたち製造部一行も、返品された不良製品に携わっていたとして全員で旅行先から会社へと戻ります。もちろんナイも一緒です。
製品のどこに不良箇所があるのかを確認していたヨンたち。このとき、ヨンは既存のグリルのフレームをそのまま流用できることに気がつき、部下たちに倉庫から在庫をすべて出すように命じます。
「ヨンさん、こんなことよく思いつきましたね」
ナイに褒められたヨンの顔に思わず笑みが浮かびます。愛しのナイくんに褒められてうれしかったのでしょう(笑)。
その後、全員でフレームの交換作業に取り組む製造部の一行。ただし、インターン生に過ぎないナイにできることはありません。しかし少しでも力になれればとその場に残り、コングポップと一緒にドリンクを差し入れます。
もちろん、ナイは自身の手でヨンにドリンクを手渡しに行きます。
「眠気覚ましに飲んでください」
そう言ってコングポップのもとへ戻るナイ。ヨンは作業の手を休め、ナイが差し入れてくれたドリンクを飲みます。すると、なんということでしょう。こんなおいしい飲み物は飲んだことがないとばかりに満面の笑みが浮かぶではありませんか(笑)。愛情というスパイスはそんなにおいしいですかい。
もっとも、ナイがヨンを慕っているのは間違いありませんが、それが愛情とは限りません(笑)。おそらくヨンはナイに好意以上の感情を抱いているのは間違いないでしょう。ただナイの気持ちがいまいちわからないんですよね。普通に兄貴分として慕っているだけなのか、それとも。
今後の関係の進展が気になります。
ティウとデイは今回も歩くよどこまでも
一方のティウ×デイは前回につづき、今回もキャンパス内を歩くだけにとどまります(笑)。こんな中途半端な描き方なら出ないほうがましでは?
今回は、デイが前の大学を辞めた理由が明らかとなります。前の大学でリーダーをつとめていたデイでしたが、あるときみんなから集めていたお金を紛失していました。デイはみんなに謝罪し、なくしたお金を立て替えましたが、みんなは許してくれません。そういった雰囲気に耐えられず、デイは前の大学を辞めてSSUに編入してきたのでした。
また、前の大学でそういった目にあったからこそ、チアルームには参加したくないとデイはティウに語ります。ようやくすべての事情を飲み込めたティウ。
「前にも言ったけど、心を開くことが大切だ。過去に未来を縛らせないで。過去は学びを得るためだけのものだ」
そういってデイの肩を軽く叩きます。
「ありがとうございます」
デイは笑顔でティウにそう答えました。
ただね、この笑顔が「親愛」なのか、「愛情」なのかがまったくわかりません(笑)。いまのところは信頼できる先輩と後輩ポジションに落ち着いていますが、今後二人の関係は進展するのでしょうか。残り4話しかありませんよー。









