登場人物
受け→ハナ：主人公。カフェの店員。アルファと身間違われんばかりの美しい容姿を持つが実はオメガ。連雀が大好き。
攻め→連雀（れんじゃく）：誰もが憧れるフラワーコーディネーターのスパダリ。性はアルファ。
連雀のライバル→蒼葉（あおば）：ハナの弟。イケメンのアルファ。かつてハナに恋心を寄せていた。
ハナのライバル→茉莉花（まりか）：連雀の妹。美人だが、性格にひとクセありそう。性はオメガ。
あらすじ
奥手オメガのハナと極上アルファの連雀。大恋愛の末、めでたく番（つがい）になった２人に巻き起こる奇妙な関係の物語。
ハナと連雀、2人のイチャイチャが尊すぎる件･･････！
『高嶺の花は、乱されたい』は『高嶺の花は、散らされたい』の続編です。
クロネコ彼氏シリーズでおなじみ！左京亜也先生の最新作。左京先生の作品では、これまでお目見えしなかったオメガバースの世界が描かれております。現実にはあり得ない、６種類の性が繰り広げる不思議でエロティックな作品です。
主人公のハナは「オメガ」ゆえ家族に虐げられ、家を出ざるを得なくなったという辛い過去を持つキャラクター。誰もが羨望の眼差しで見つめる連雀に淡い恋心を寄せていました。そんな二人が様々な困難を乗り越え、ようやく番（つがい）になり、同棲にまでこぎ着けた後のお話がこちら！元のお話も甘～いのですが、こちらの続編もしょっぱなから甘々！
もうこうなったら二人の甘いばっかりな話なのか？と思いきや、流石！左京先生のお話は一筋縄ではいきません。
そもそもハナが家を追い出される原因となったのは、「アルファ」の弟・蒼葉の存在。何と、蒼葉に対してハナが発情（ヒート）してしまったのです。生理現象ですし、仕方ないと思うのですが･･････。
そこで母親のとった行動･･････ひどい言葉などでハナの居場所をなくし、結局家を出るしかなくなる状況を作るという鬼畜っぷりでした。
今回の作品は、その実家に連雀がハナを引き連れ挨拶に行くという、ハラハラな展開からスタートします。ハナの母は相当な曲者でして、オメガの性であるハナを見下してきます。酷い言葉を投げかけてきたり、連雀という相手がいるのに「釣り合わないから」と難癖つけて見合い写真を送りつけてきたり。
かなりのイライラ案件です！
こんな現状だからこそ、今後にどんな展開が待っているのか気になって仕方がなくなるのですけれどね。
個人的には、ハナのパンツ収集癖（笑）と、ツンデレ（ツン多め）な連雀が好きで好きでたまらない
一途な所がたまりません。
ホントにハナの思考が可愛くて。それに、ときおり見せる２人のイチャイチャが尊くて。本を広げてる間は、何度ニヤニヤさせられてしまった事でしょう。
番になったばかりで少しよそよそしかった最初の頃とは違う、遠慮のなくなった距離感も好き。だからこそ、２人には幸せになってもらいたい！屈強を乗り越えてほしい！と、強い気持ちで願ってしまいます。
とにもかくにも、左京先生の絵の美しさはお墨付き！美しいイケメン同士の恋愛がお好きな方には強くおすすめしたい。そして、オメガバース好きの方もオメガバース初挑戦の方にもぜひお読みいただきたいです！！
あ。最後に一言。
カラーページは絡みが非常にハードでドキドキ度MAXです。
お一人の時などに、そっとお読みいただくのをおすすめします（笑）。
個人的評価
エッチ度：★★★
スパダリ度：★★★
イライラ度：★★★
