天河藍『爛れる匣庭(ただれるはこにわ)』の感想|異常なまでの執着愛に浸りたい方におすすめ!【ネタバレ注意】

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登場人物

攻め→壬生寿國(みぶとしくに)
アルファ。次期社長に内定している常務。幼馴染の悠斗にずっと想いを寄せていた。

受け→高辻悠斗(たかつじゆうと)
オメガ。オメガに対する劣等感を抱えているが、寿國にだけは心を開いている。

あらすじ

幼い頃、変質者によって項を噛まれ、番(つがい)を持てなくなったオメガの悠斗。劣等感やオメガ差別によって心が押し潰されそうになっていたところ、悠斗が頼りにしている幼馴染の寿國が項を噛んだ変質者の正体だと知ってしまう

幼なじみを長年苦しめていた相手がよりによって・・・

究極の執着オメガバース」というキャッチフレーズがつくほど、攻めである寿國が受けの悠斗に異常なまでの愛を見せてくれます。

次期社長として有望されているアルファの寿國は悠斗の幼馴染で、オメガ差別をせずに優しく接してくれる唯一、悠斗が心を開いている人物でした。

しかし、幼い頃に変質者によって項を噛まれてしまった悠斗は番を作ることができず、そのトラウマや、オメガとしての劣等感や差別に苦しんでいました。

オメガバースといえば、オメガに対する扱いが容赦ないBL作品が多く見られますが、この作品の世界も同様です。可愛い受けほど辛辣な試練が多いですよね…

大好きな寿國と番になれないと思っていた悠斗に、なんと寿國は「あのとき噛んでおいて本当に良かった」と残酷な真実を打ち明けます。

そう。幼い頃に悠斗の項を噛んだ変質者は、寿國だったのです!

他の誰かに悠斗を取られないようにしていたんですね。

そして長年、悠斗がそのトラウマに苦しむ姿を傍で見ておきながら、悠斗がボロボロになったところで救いの手を差し伸べるだなんて、策士過ぎる…!

そのタイミングを狙ったかのように発情期が来てしまい、悠斗は寿國に何度も愛を囁かれながら体を重ねることになるのですが…。そのときの寿國の表情といったら…もうたまらん!(笑)

変質者の正体が寿國だと分かった悠斗はパニックになって彼の元から逃げ出すのですが、いつの間にか婚姻届けを提出されていたり、悠斗の母にその報告をしていたり…すべてにおいて先回りをされてしまいます。さすがスパダリですよね(笑)

寿國から向けられる、どろどろに重い愛情…沼ってしまうこと間違いなしです♪

個人的評価

執着度   ★★★
ヤンデレ度 ★★★
鬼畜度   ★★★

押しつぶされそうなくらい重い愛情に浸りたい方におすすめです♪

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