11月26日より、タイ本国で放送されている最新のタイBLドラマ『Paint with Love』。日本でも12月上旬からU-NEXT独占で配信が開始されました。広告制作会社を運営するサラリーマンと貧乏画家の恋の行方は？
登場人物
メート（シントー・プラチャヤ・レァーンロード）：広告会社のCEOをつとめるエリートサラリーマン。潔癖症の気がある。
パープ（テー・ダーウィット・クリーポルルーク）：才能溢れる貧乏な画家。何事にも縛られず、自由な生き方をモットーとする。
●パープがいないと心に穴が空いたかのよう…
前回EP10でパープの日本行きを応援すると言ったメートでしたが、内心は淋しい気持ちでいっぱいなのでしょう。自分を追い込むかのように、仕事に精を出す日々を送ります。
何かに忙しくしていたら、パープのことを考えずに済みますからね。しかしそんな無理をしているメートの姿を見ていると、こちらもどことなく悲しい気持ちになってしまいます。
仕事後、メートはパープのアトリエ兼自宅を訪れました。そこには、すでにパープの姿はありません。そっとベッドに手を置くメート。かつてこの場所でパープと過ごしたときのぬくもりを思い出していたのでしょうか。切ない…。メートの瞳にも、思わず涙が潤むのでした。
一方、パープが日本で開いた個展は大成功に終わります。メートもパープが日本で権威のある賞を受賞したとのニュースを目にします。
…日本で権威のある賞ってなんやねん笑。
ともあれその様子を見たメートの嬉しいやら、悲しいやらなんとも言えない表情が切なすぎます…。
パープの活躍は本心から嬉しいのでしょう。しかし会えない淋しさがこんなに募るとは思ってもみなかったのではないでしょうか。
離れる時間が愛を育むわけですね。
パープに会いたい、けど会えない･･････
さて、今回はパープが日本にいるという設定なので、物語はサブキャラクターをメインとして進んでいきます。
そのなかで、メートの会社で働いているグアがついにエルに思いを打ち明け、晴れてカップルとなりました。
エルと付き合えることになったグアは嬉しくて仕方ありません。そんなグアの姿を見て、メートは「恋をしていると一日中ハッピーだな」と話しかけます。
するとグアは、告白する勇気をくれたのはじつはパープなんだと打ち明けます。
「もしエルが突然僕のそばからいなくなったら、僕の言葉はもうなんの意味も持たなくなる。それだと後悔するから。もし片思いをしている人が姿を消したら、僕は絶対探し出して告白します」
グアのこの言葉が、メートの胸に突き刺さります。まさにいま、メートとパープが置かれている状況じゃないですか！
日本とタイ。飛行機を使えば8時間ほどですが、しかし毎日は会えません。パープはタイに戻ってこないかもしれない。そうしたらこの気持ちはいったいどうすればよいのか…。メートの葛藤する気持ちが手に取るかのように伝わってきます。
あるとき、メートはパープの家へ行き、パープが飼っている動物たちの世話をしたあと、ソファで眠りに落ちてしまいます。
すると、ガチャガチャとドアを開ける音がするではありませんか！
驚いたメートが起き上がると、なんとそこには帰国したパープの姿がありました。
もはや言葉は必要ありません。
顔をくしゃくしゃにしたメートは一目散にパープへとかけより、思い切り抱きしめたのでした。
「パープ、もうどこへも行くな」
二人の顔に笑顔が広がります。
……しかしそれはメートが見た夢に過ぎず、現実の世界ではそこには誰もいませんでした。
なんて悲しい…
ところが笑。また事態は一変します。
会社で仕事の打ち合わせをしている際にクライアントからどうしても使用したいと主張された人物、それこそがパープでした。
久しぶりに再開を果たしたメートとパープ。ですが、現実はメートが夢に見た光景とはまったく異なるものであり、そこにはすっかり変わり果ててしまったパープがいたのでした。
え、いったいパープに何があったのでしょうか…
次回EP12、最終回へ続く。
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