
2022年4月9日(土)よりU-NEXTで独占配信されている『KinnPorsche The Series』。マフィアの息子キンとボディガード・ポルシェの恋の行方は?今回はEP9の感想をお届けします!
登場人物
ポルシェ(アポー・ナタウィン・ワッタナキティパット):弟思いの大学生でバーテンダー。テコンドーの腕前はプロ級。弟のために借金を返すべく、キンのボディーガードとなる道を選ぶ。
キン(マイル・パークプーム・ロムサイトーン):マフィアの息子で短気。じつはゲイ。
EP8までのあらすじ
追手に襲われていたマフィアの息子キンを助けたポルシェは、叔父がこしらえた借金を返すため、そして愛する弟の学費を稼ぐためにキンのボディーガードとなる道を選ぶ。その後、キン一家を巡る抗争に巻き込まれながら、少しずつキンとの間に愛情を培っていくポルシェ。ところが2人の前にキンの元彼タワンが現われ、再び騒動に巻き込まれる。
三角関係勃発!
前回EP8でキンの元カレの幽霊につきまとわれたと感じたポルシェ。ところが、その姿は幻なのではなく、本物でした。キンに撃たれたタワンはなんと生きていたのです!
イタリア人マフィアに家族を人質に取られていたため、やむなく本家の情報を売ったと告白したタワン。そして黒幕の存在を知っており、殺されそうだからキンに助けを求めに来たということでした。
「お前への気持ちは本物だった」
タワンはキンにこう告げますが、キンはそれを鵜呑みにはしません。かつて裏切られた人間の言葉の何を信じられるでしょうか。
「俺を助けてくれれば、黒幕の情報を渡す」
タワンの発言に、本家は揺れます。これまで調べてもなにひとつわからなかった情報を得るチャンス。キンの心は複雑ですが、一族のため、タワンを助けてイタリア人マフィアの黒幕を知る道を選択したのでした。
その後、タワンはキンの家の客室に軟禁されます。タワンの見張りを任されたのはポルシェ。本当はやりたくはないでしょうが、彼に食事を運ぶ役割も任せられます。
とそこへキンが訪れ、かつてタワンが川に落とした携帯を渡します。そこにはキンとタワンの思い出の写真がたっぷり。タワンはキンに懐かしい昔話をし、キンもまた思い出話に花を咲かせます。なんだかんだいってもかつての恋人ですから、そんなに簡単には割り切れないのでしょう。
一方、その場にいたポルシェはいたたまれません。当たり前ですよね。目の前で彼氏が元彼とイチャつくような姿勢を見せていたら嫉妬もするし、イラつきもします。
タワンからキンを遠ざけるべく、会議があるとうそをついたポルシェの心境は複雑に違いありません。
いったいどうしたらよいのか。そこでポルシェはジェイにアドバイスを受け、キンをいろいろと誘惑します(笑)。
風邪を引いたと装って体を拭かせたり、寒いと言ってキンに甘えたり(笑)。
やっぱ順調満帆では物語が盛り上がりませんからね。2人の愛を燃え上げるには、やはりライバルの存在が必要です。
タワンのせいでキンポルの関係性に亀裂が走る・・・
とはいえタワンの真意がいまだにつかめないポルシェは彼の存在を疑います。そこで部屋に盗聴器を設置しました。
聞こえてくるのは、キンがタワンの部屋を訪れた声。証拠の場所を教えろとタワンに詰め寄るキンに対し、タワンはこう答えます。
「俺しか知らない場所に隠してある。知りたければ俺とお前の2人だけで行くこと」
はたしてタワンの真意はどこにあるのでしょうか。キンとの寄りを戻したい感じはまったく受けません。もしかしたらイタリア人の元から逃げてきたのは嘘で、最初からキンをおびり寄せるため…?いろいろな想像が膨らみます。
後日、タワンはキンをかつての自分の部屋へと連れて行きます。そこで証拠を渡したタワン。
あれ、素直に渡すのか…絶対裏がありそう…
とそこで、キンが心配で勝手に後をつけてきたポルシェはタワンに見つかってしまいます。
その後、タワンの部屋から盗聴器が見つかり、盗聴器を設置したポルシェはキンに詰められてしまいます。
タワンの狙いは最初からここにあったわけですね。キンとポルシェの関係に亀裂を入れてやろうと…
「こいつを監禁しろ」
キンはビッグとケンに命じます。
「キン…」
ポルシェはキンに呼びかけますが、キンはそれを聞こうともしません。
「俺は誰も信じない」
勝手な行動を取ってしまったポルシェのことを見限ってしまったのでしょうか。それとも、ポルシェのことを信じているからこそ、タワンや他のボディーガードがいる目の前でこのような行動を取ったのでしょうか。ポルシェを見限ったと見せかけてタワンを油断させる作戦…?
その後、牢屋に閉じ込められたポルシェ。ポルシェはキンが助けに来てくれるのを待っていました。自分を信じてくれているに違いないと。
ところが、そんなポルシェのもとへ現れたのはベガスでした。
「一緒に逃げよう、ポルシェ」
また話がややこしくなるやーつ!またキンが嫉妬しちゃうやーつ!!
いったい全体どうなっちゃうの?!
ということでEP9の幕は閉じます。
キムの心にも変化が…?
前回EP8でポーシェから自分を思うラブソングを披露されたキム。あのときの光景がいまも頭に浮かび、思わず顔がほころんでしまいます。
あれ、もしかしてキムっていい奴なの?
そして作曲にも熱が入ります。ポーシェへの思いが作曲活動に拍車をかけたといったところでしょうか。
なんだろ、この2人の世界線だけマフィアの世界からは切り離されているためか、ちょっとほっこりします。
その後、ポーシェは無事に実技試験に合格したことをキムに伝えにいきます。そしてお礼として、手作りのピッグをプレゼントしました。
そこに書かれていたのは「キム・シェー」の文字。シェー×キムではなく、キム×シェーってことですね(笑)。わかりみが深い。
「これで先輩に会う理由がなくなる…だから最後に伝えてもいい?」
そうポーシェはキムに尋ねます。
え、まさか…!
「先輩が好きだ!!」
うおっ、ポーシェの告白きたー!!
まっすぐに自分の思いを伝える純真無垢なポーシェ。キムにとってその存在はまぶしいものでした。キムはそっとポーシェの元へと歩み寄ると、そのままチュッ。
おそらく、キムにとって本当に誰かに必要とされたのは初めてだったのではないでしょうか。マフィアの家に生まれ、誰一人信じられない状況。そんななかで出会えたポーシェの存在はまさに奇跡といってよいでしょう。
2人は熱い抱擁を交わします。そのときのキムの顔は、本当に幸せそのものでした。
キムが黒幕じゃないかなんて疑ってごめんよ…ポーシェと幸せになっておくれ。
次回EP10へ続く。
