2022年4月9日(土)よりU-NEXTで独占配信されている『KinnPorsche The Series』。マフィアの息子キンとボディガード・ポルシェの恋の行方は?今回はEP11の感想をお届けします!

登場人物
ポルシェ(アポー・ナタウィン・ワッタナキティパット):弟思いの大学生でバーテンダー。テコンドーの腕前はプロ級。弟のために借金を返すべく、キンのボディーガードとなる道を選ぶ。
キン(マイル・パークプーム・ロムサイトーン):マフィアの息子で短気。じつはゲイ。
EP10までのあらすじ
追手に襲われていたマフィアの息子キンを助けたポルシェは、叔父がこしらえた借金を返すため、そして愛する弟の学費を稼ぐためにキンのボディーガードとなる道を選ぶ。その後、キン一家を巡る抗争に巻き込まれながら、少しずつキンとの間に愛情を培っていくポルシェ。キンの元彼タワンとの一件にも片がついたが、一方でピートはベガスに監禁され、拷問されてしまう。
誰かピートを助けて…!
EP11は、前回に引き続きピートがベガスに拷問を受けるシーンからはじまります。
もうね、見てられない…ピートの苦痛にゆがむ顔は見たくない!誰か早くピートを助けて…
とそこへ現れたのは、ベガスの父でした。
「何をしているんだ!」
ベガスがピートを拷問している姿を見たベガスの父は、ベガスを思い切り引っ叩きます。
ベガスの父としては、本家との間にこれ以上のトラブルを抱えたくないのでしょう。そしてベガスにしばらく隠れ家に身を潜めろと命じます。
よし、これでピートは助かる!
と思いきや、ベガスの父はピートをきれいに片付けるようベガスに言い残して部屋を後にしました。
たしかにピートを生かしておいたら、この一件が本家に露見して立場が危うくなること必至ですからね。
しかし、ベガスはピートを殺しませんでした。
「お前と一緒にいると楽しいからな」
はたしてピートはどうなってしまうのでしょうか…。誰か本気で早くピートを助けろください…
さて、シーンは一転してキンポルへ。ピートの拷問からのキンポルのベットいちゃラブシーンの落差たるや(笑)。
とここで、キンの携帯にピートからのメールが届きます。「祖母が転んだから休みが欲しい」と。
もちろん、これはピートではなくベガスが送ったものです。
なぜ電話ではなくメールなのか、キンは疑いますが、能天気なポルシェが「休みを取りたいときは電話を避ける」といったものですから、キンがこれ以上追及することはありませんでした。
キンに休みの了解を得たベガスは、今度はピートを脅します。
「お前の祖母が突然いなくなったら…?」
これまでどんな拷問にも屈しなかったピートですが、祖母を盾に取られてしまったら、もう反抗はできません。
ベガスはピートの祖母に電話をかけると、「ピートと遊びに行く。だけど休みの日に遊びに行ったことが本家にバレたら怒られるから、家にいると言ってほしい」、そうのたまいます。
ここでベガスに反抗したら祖母の命がどうなるかはわかりません。電話を押し付けられたピートはベガスの言うことに従わざるを得ず、最愛の祖母に友人と遊びに行くと嘘をつかなければなりませんでした。
その後、ピートの行動を怪しんだキンはピートの祖母に電話をかけます。ベガスはこの展開を読んでいたわけですね。当然、祖母はキンに「ピートは帰ってきた」と告げます。
ここに、アリバイが成立しました。こうしてピートはベガスの隠れ家へと連れて行かれてしまったのでした。
いったいピートはどうなっちゃうの…
キンポル、父親公認の仲になる
さて、ピートが危険な目にあっている一方で、キンとポルシェの関係が進展します。キンがついに父ゴーンと兄テーンクンにポルシェを愛していると告白したのです!
会議室に呼び出されたポルシェも、キンを愛していると告げます。
ボディーガードが会議室で愛を叫ぶ!(笑)
すると、事態は意外な方向へと動き出します。なんとゴーンはポルシェをキンのボディーガードから外すと、弟をここに呼び寄せ、キンの恋人としてこの屋敷に住めばいいと言ったのです!
えー!まさかの展開きたー!!いきなり父親公認(笑)。
まぁ、普通に考えたら怪しいですよね。絶対何か裏があるに違いない。
さて、こうしてようやく2人一緒に暮らせるようになったポルシェとポーシェでしたが、ポーシェ自身はまだ納得がいっていません。そりゃそうですよね。兄が嘘をついてマフィアのボディーガードになっていたんですから。
「この仕事を受けた本当の理由を教えて」
ポーシェはポルシェを問い詰めます。
「何もかもお前のためだった」
そうポルシェは答えますが、ポーシェはブチギレます。たった2人きりの家族。もし兄貴が死んだら俺はどうすればいいの?
「二度とお前を1人にはしない」
…うぅ、美しき兄弟愛。
紆余曲折はあったものの、また2人で暮らせるようになってよかったです。
誰かピートを助けて…part.2
ベガスに隠れ家に連れて行かれたピートは相変わらず監禁生活を余儀なくされました。
ベガスはピートをペット扱いしますが、いまだピートは反抗心を剥き出しにします。
ベガスに痛めつけながら、隙をついて逃亡を図ろうとするピート。なんとか手錠を外して部屋の外へ逃れることに成功しますが、すぐにベガスに見つかってしまい、スタンガンで気絶させられてしまいました。
誰か早くピートを助けて…part.2
その後、ポルシェがキンの髪をドライヤーで乾かすシーンへと移り変わりますが、おいおい、のんきにイチャついてる場合ちゃうぞ!ピート助けに行ったらんかい!!
と思わずツッコミたくなるような、甘い空気感がそこには漂っていました(笑)。ポルシェにドライヤーをかけられているときのキンのふにゃ顔ときたら、なんとも至福そう…。
まぁ2人の仲を遮るものはもはや何もありませんからね。思う存分イチャつくがよいぞ。むしろ我らはそれを求む(笑)。
さて、肝心のベガスとピートに話は戻ります。
事が収まるまで隠れ家に引きこもるよう父に命じられたベガスでしたが、金鉱の取引に失敗したことを父から責められてしまいます。
「お前とマカオは俺の息子に値しない。お前は現世ではキンには勝てない」
全否定ですね。父からの愛情を求めるものの、父はそれに応じてくれない。ベガスの歪んだ性格はここに起因しているのかもしれません。
父になじられたベガスはピートを監禁してる拷問部屋へ向かい、泣き叫びます。そしてその鬱憤はピートに向けられる…と思いきや、ここで問題が勃発。なんとピートがまったく動かなくなってしまったのです。
ベガスは必死にピートに声をかけ続けます。その表情は本気でピートを心配しているものでした。
あれ、なんなん。ベガスはピートを拷問しながら情でも沸いたのでしょうか。
その後、ベガスがピートを介抱していると、ピートが目を覚まします。ベガスは傷の炎症を抑える薬を飲ませようとしますが、ピートはそれを拒みます。
「見殺しにしろ」
しかし、ベガスはそれを聞き入れません。薬を自分の口でくわえると、それをそのまま口移しでピートに飲ませました。
え、私はいったい何を見せられてるのか…あれだけ痛めつけとったやん…
思わずピートは困惑した表情を浮かべます。当然ですよね。
「なぜ俺を殺さない?」
そうピートは尋ねます。するとベガスはこう答えました。
「簡単だから。俺が満足するまで苦しめ」
そして、ベガスはピートに促されるまま、自分の劣等感について打ち明けます。結局自分は何をやってもダメだ、所詮分家のベガス、格下に過ぎない。
しかし、ピートはそれを否定します。人には誰にでも長所と短所がある。比較するものじゃない、と。
「親父が殴るのは自分が情けないからだ」
ベガスの目に、涙が浮かびます。
あれ、ピート×ベガスがはじまっちゃうの?拷問から始まる愛ってどうなの!?どうなっちゃうの?!!
とりあえずピートが助かりそうで一安心です。
ポーシェがついにキムの素顔を知ってしまう…
さて、一方のポーシェ×キム。キム×ポーシェですかね。まぁどっちでもいいですけど(笑)。
ポルシェとともにキンの屋敷にお世話になることになったポーシェはあるときテーンクンに呼び出されます。そしてそのとき、キンに弟がいることを知ります。
「キンさんには弟がいるんですか?」
そうテーンクンに尋ねるポーシェ。するとテーンクンは、ポーシェに1枚の写真を見せます。そこに写っていたのは、紛れもなく愛しのキム先輩でした。
キム先輩がマフィアの息子であることを知ったとき、いったいポーシェは何を思ったでしょうか。
またこのとき、倉庫に監禁された際にキムが助けに来てくれたことを知ります。
やだ、スーパーヒーロー☆
しかし、ポーシェの心は裏切られた思いでいっぱいでした。
あるとき、ポーシェは屋敷に現れたキムの前に姿を見せ、こう問い詰めます。
「僕がポルシェの弟だって知ってた?」
「あぁ、だから近づいた」
キムの冷たい言葉に、思わず涙してしまうポーシェ。
キムは、その場を立ち去ろうとします。しかしポーシェはその腕をつかみ、こう問いました。
「僕を愛したことがある?」
いや、キム先輩はポーシェを愛してるって!私知ってますよ!だからポーシェ泣かないで…
しかしキム先輩は非情にも「悪いな」とだけ言い放ち、その場を立ち去ってしまいました。
…本当はポーシェを愛し始めているのに…
なんでや…2人はどうなってしまうんや…
ただ、キム先輩は事件の真相を知るまではポーシェに自分の思いを打ち明けないと決めているのかもしれません。
ポルシェとポーシェの両親が金持ちの乗った車にぶつけられて亡くなってしまった事件です。
キムは情報網を駆使して当時の事件の真相を探りますが、資料が隠蔽されていることに気がつきます。
そこで当時の事件の担当者であり、事件後に退職した元警部のもとを訪れると、娘を脅しの材料にして真相を聞き出そうとしました。
元警部は認知症を患っている振りをして寺のお世話になっていましたが、娘のことを出汁にされてしまったら答えないわけにはいきません。
「事件の隠蔽を命じたのはゴーン氏だ」
なんと、キンとキムの父親がポルシェの両親が亡くなった事件に一枚噛んでいたのです!
これでポルシェが屋敷に呼び寄せられた真実に一歩近づきました。
はたして真実を知ってしまったとき、ポルシェはどうするのでしょう。いままでどおり、キンを愛することはできるのでしょうか。
次回EP12へ続く。
