2022年4月9日(土)よりU-NEXTで独占配信されている『KinnPorsche The Series』。マフィアの息子キンとボディガード・ポルシェの恋の行方は?今回はEP10の感想をお届けします!

登場人物
ポルシェ(アポー・ナタウィン・ワッタナキティパット):弟思いの大学生でバーテンダー。テコンドーの腕前はプロ級。弟のために借金を返すべく、キンのボディーガードとなる道を選ぶ。
キン(マイル・パークプーム・ロムサイトーン):マフィアの息子で短気。じつはゲイ。
EP9までのあらすじ
追手に襲われていたマフィアの息子キンを助けたポルシェは、叔父がこしらえた借金を返すため、そして愛する弟の学費を稼ぐためにキンのボディーガードとなる道を選ぶ。その後、キン一家を巡る抗争に巻き込まれながら、少しずつキンとの間に愛情を培っていくポルシェ。ところが2人の前にキンの元彼タワンが現われたことで、再び2人の歯車は狂い始める。
タワンのせいでイチャラブが見られずに激おこ案件
突然姿を現したキンの元彼タワンの策にはまり、牢屋に監禁されてしまったポルシェ。そんなポルシェの前に現れたのは、キンではなくベガスでした。
「タワンは俺たちを利用して本家と分家を分断しようとしている」
そう言うと、牢屋の鍵をあけ、ポルシェにかけられていた手錠も解錠、一緒に逃げようと誘いました。
裏切り者になると最初は逡巡していたポルシェでしたが、やがて逃亡を決意します。とそこへ現れたキン。
「俺を信じろ」
そう言ってポルシェを説得しようとしますが、いまのポルシェにはキンの言葉が届かなかったのでしょう。そのままキンの前から立ち去ってしまったのでした。
悲しい…イチャラブな2人が見たいんや…タワン許せん…
キムとポーシェの関係が一気に進展し過ぎな件
さて、前回EP9で結びついたキムとポーシェ。EP10では、なんと2人が抱き合って眠ったまま朝を迎えるシーンからはじまります。
やだ、ハレンチ…☆
キムの腕に抱かれたまま目を覚ましたポーシェは、思わず顔をほころばせます。純粋 of the 純粋。
「俺はいままで運の悪いやつだと思ってきた。だけど、俺の幸運は全部このためだった。先輩と出会うため…」
ポーシェは純真無垢を体現したかのようなボーイなので、その言葉に嘘偽りは一切ありません。
「先輩、愛してる」
そんなポーシェ少年にこんなこと言われたら落ちない男なんていませんよ!
しかし、キムはポーシェに「愛してる」とは言いませんでした。
いままで育ってきた世界が歪みまくってますからね。素直に気持ちを受け入れられない何かがキムの心にわだかまっているのでしょう。
ところが、このとき事件が勃発します。突然ポーシェの家を謎の3人組が襲撃したのです!
キムはポーシェを助けようと奮闘しますが、他勢に無勢、スタンガンにやられて意識を失ってしまい、そのままポーシェは連れ去られてしまったのでした…。
この謎の3人組、キンとポルシェを襲った奴らに似ています。おそらくポルシェ絡みなのでは?
キムとポーシェ、2人はいったいどうなってしまうのでしょうか?
とにかくピートがイケメン過ぎた・・・・・・
その後、ポルシェの行方を探そうと試みるキンとボディーガード。というかその中にしれっとタワンが混じっているのが許せん…。唯一、ビッグだけはタワンを疑っているようですが…
ポルシェと仲がいいピートはキンにこう訴えます。
「ポルシェを信じていますよね?」
美しい友情…。ピートは比較的3枚目キャラですが、私は好きですね。付き合うならポルシェだけど、結婚するならピートですよね←
「本家にベガスのスパイがいるのではないかと疑っているのでは?私がベガスの部屋に侵入して秘密を探ります」
キンはピートが失敗して危険な目に遭わされてしまうことを危惧します。ですが、ピートの決意は変わりませんでした。
「拷問され、そのうえ殺されることになっても構いません。ポルシェを信じているから」
ピートがイケメン過ぎる件。
すべてはベガスの計画に沿って動いているのでしょうか。タワンの一件ももしかしたらベガスが絡んでいるのではないかと思わせられます。真相が気になって仕方ありません…!
ピート、ベガスの屋敷に潜入
逃亡したポルシェはベガスと合流。無実を証明するために行動を開始します。
その前に弟を迎えに行きたいとベガスに頼んだポルシェ。それに対してのベガスの返答がものすごく気になりました。
「明日迎えに行こう」
別に今日だっていいわけですよ。しかしわざわざ明日に延ばす理由とは?
あれ、もしかしてポーシェを拉致した連中はベガスの手下なのでは…?!キムを殺すわけではなく、わざわざスタンガンを使って気絶させるにとどめた点にも理由がありそうです。
やはりこいつも信用なりません。
さて、ピートは宅配業者を装ってベガスの屋敷に潜入します。
こういう潜入シーンって、見ていてめっちゃドキドキしますよね。見つからないかハラハラです。
しかし今回ピートはうまくベガスの部屋に忍び込め、電話線を盗聴するコードを設置。さらにベガスのパソコンへのアクセスに成功し、データを収集することができたのでした。
よかった、ピート…。無事に脱出しておくれ。
一方、キンの屋敷ではタワンが逃げたとの一報が入ります。
目まぐるしく動く展開に、もはやついていけません(笑)。
ベガスに操られたタワンの哀れな末路・・・
ベガスと行動を共にしているポルシェはポーシェを連れて行くために自宅へと向かいます。
しかし、そこにはもはや誰もいませんでした。とそこへ、テーブルの上に置かれた携帯電話から唐突に通知音が発せられます。
「船着場の倉庫へこい」
ポーシェをさらった連中からの伝言でしょう。これを見たポルシェは激昂します。
「弟を傷つけた奴らを皆殺しにしてやる!」
ポーシェはポルシェにとって唯一の家族ですからね。気持ちがよくわかります。
急ぎ船着場の倉庫へ向かうポルシェ。もちろん、これはポルシェをおびき寄せるための罠です。そこに待ち受けていたのは、なんとタワンでした。
タワンから銃を突きつけられたポルシェは抵抗できず、束縛されてしまいます。
ポルシェの前で弟を痛めつけるタワン。ポルシェは怒りに狂います。
もうほんとタワン嫌い。
しかし、ポルシェは1人ではありません。タイミングを見計らい、部下を連れて入ってきたベガスはタワンを打ちのめしました。
…なんか怪しい…。明らかにベガスとタワンは背後で繋がっていそうな…
そんななか、ベガスの部屋に潜入しているピートは他の組織へ送ったメールやスケジュールなどが見つかったとキンに連絡。タワンとボディーガードの数人が協力者ではないかと報告します。
ほらー、やっぱりベガスとタワン結びついてたじゃないですか…
そして、ピートに忍び寄る怪しい人物がそっと銃を突きつけます。
「お前だったのか…」
なんと、ベガスに内通していたボディーガードはケンだったのです!
ピート絶体絶命のピンチ!
一方、船着場の倉庫でも事態が進展します。
じつはポーシェを拉致したのはタワンの独断によるものでした。計画外のことを勝手におこなったタワンをベガスは執拗に責めます。
それに対してタワンはベガスにこう釈明します。
「本家では何も収穫が得られなかった。キンは重要な人物に情報を預けている。だからポルシェをおびき寄せるために弟を連行したんだ。すべてはお前のためだ…」
あれ、タワンはベガスのことがラブなの?ラブ過ぎて認められたいからこんなことをしでかしたの?
そんな状況を目の当たりにしたポルシェは頭が追いつきません。
「いったいどういうことだ?なぜ身内である本家を裏切った?」
ここで、家族を大切にするポルシェの設定が生きてくるわけですね。ポルシェにとって、この世で1番大切なものは家族です。そんな家族をないがしろにするベガスは悪ということです。
しかしベガスは本家は身内ではないと一刀両断。ヤクザとイタリア人に情報を流していたものの、ドンが死んだがためにヤクザから脅されることになった。そこでキンがもっとも信頼しているボディーガードに罪をなすりつけようとした。
これがベガスの筋書きだったのです。
すべてはキンの心を傷つけるためでした。執着が半端ない。
「これで一緒にいられるよね」
タワンはベガスにこう問いかけます。しかし、ベガスは非情でした。
本家の人間が倉庫へ向かっているという連絡が入ると、ベガスはもはやポルシェには罪をなすりつけられないことを悟ります。
そしてタワンをそっと抱き寄せておでこにキス。
「いままで迷惑をかけたな。ゆっくりと休んでくれ」
そう言うや、タワンの胸を銃で撃ち抜いたのでした。
その銃口は、ポルシェにも向けられます。ポルシェ、絶体絶命のピンチ!
とそこへ現れたのは、ビッグとキムでした。なんとキム!ベガスらとの銃撃戦を繰り広げ、ポルシェとポーシェを救出しようとする一行。
しかし、ポルシェを助けようとしたビッグは背後からタワンに刺されてしまいます。タワンは防弾チョッキを身にまとっていたために無事だったのです。
落ちていた銃を手に取り、銃口をポルシェに向けるタワン。
やばい、今度こそ終わりや…
タワンはポルシェに向けて銃を放ちました。ですが、ビッグは身を挺してポルシェを守ります。
「キンさんはお前を愛している。あとは頼んだ」
タワンは幾度も銃を放ち、ビッグを撃ち抜きました。
ビーッグ…!(涙)
そっと閉じられるビッグの瞳。叫ぶポルシェ。
そしてタワンは持っている銃をポルシェへと向けました。
バンっ!
しかし撃たれたのはタワンでした。キンがボディーガードを引き連れてポルシェを助けにきたのです!
「ポルシェが裏切り者だ!」
タワンはこの期に及んで言い逃れをしようとします。ですがキンはすべてを見抜いていました。
「お前たちの計画はすべて把握している!助かりたければ銃を捨てろ!」
形成逆転です。
束縛を解かれたポルシェも銃を手に持ち、タワンと対峙します。
「お前はベガスに利用されただけだ」
タワンは発狂します。
「ベガスは俺を愛していると言った!結婚すると言った…!ベガス、どこだ?俺を助けてくれ…!!」
哀れなタワン。結局タワンもベガスの駒に過ぎなかったのです。
「幸せになれないのなら、お前らも道連れだ」
タワンは不敵な笑みを浮かべながら、時限爆弾の装置を作動。そして自らを銃で撃ち抜いたのでした。悲しい男の末路です。
その後、キンとポルシェらは倉庫が爆発する前になんとか逃げおおせました。
「大丈夫か?」
「お前こそ大丈夫か?」
お互いを思いやる気持ち。これこそキンポルです。やはり2人はこうでなくてはなりません。
一方、今回の一件をとおして、ポルシェがマフィアのもとで働いていたことがついにポーシェにバレてしまいます。ポーシェ、激おこ。当然ですよね。自分の学費を稼ぐために兄が危ない道へ進んでいったことを知ったのですから。
ただし、まだキムがマフィアの息子であることは知りません。いったいそのとき、ポーシェはどんな対応を取るのでしょうか。キムはおそらくそれが怖くて、ポーシェに自分の気持ちを素直に打ち明けられないのでしょう。
キムとポーシェの行く末も前途多難です。
ベガスに拷問されるピート、誰かピートを助けて・・・
場面は変わり、ベガスの拷問部屋。ベガスの部屋に潜入しているところをケンに見つかったピートは、ベガスから拷問を受けます。
ピートのせいで計画が台無しになってしまったことにベガスは怒り心頭。ピートを丸裸にして柱に縛りつけると、高圧電流をピートのモノに見舞わせます。何度も、何度も。
こだまするピートの叫び声。その声を聞いて悦びに満ち溢れるベガスの表情。
あかん、変態や…。
誰かピートを助けてください(涙)。
一方のケンも、ピートを止められなかった報いで制裁を受け、殺されてしまいます。
なんと恐ろしや、マフィアの世界…。初期から出ている主要キャラクターが2人も死んでまったぞ・・・
その後、ひとまず事件の片はつき、再び平穏な日常が戻ってきました。
ポルシェとキンもなんとか仲直り。またベッドで仲睦まじく絡み合います。
しかし、まだ解決していないことは山ほどあります。
本家と分家の確執の行方、ピートのその後、キムとポーシェの関係……
まだまだ目が離せない展開が続きそうです。見るごとに緊張感が高まり、心臓がもちません…
とりあえずピートが無事でありますように…(涙)。
次回EP11に続く。
