登場人物
メット（シントー・プラチャヤー）：20年前に死亡したものの、成仏できずに自らの墓の周辺をさまよう幽霊。
タン（オーム・パワット）：幽霊を見ることができる大学生。メットが成仏できないのは自分の死の真相を知らないせいだと考え、メットのために彼の死の真相を突き止めようとする。
EP6までのあらすじ
22歳のときに心臓麻痺で死んでしまったメット。成仏できずに自分の墓をさまよっていたところ、幽霊と話すことができるタンという少年と出会う。やがて時は経ち、メットは大学生となったタンと同居することに。そして二人は徐々に絆を深めていき、ついにお互いの思いを打ち明けあった。しかし、メットはタンの母親がかつての恋人だったことを知り、タンの前から姿を消すと、再び自分の墓へと戻った。一方、タンもまた、母親がメットのかつての恋人であったことを知る。そしてプライの祖父が、じつはメットの親戚だったことを知ったのであった。
メットとタンの再会
いよいよ終盤、EP7です。
前回、母親がメットのかつての恋人だったことを知ったタンは、彼女をメットの墓へと連れていきます。そして子どもの頃に彼と出会ったこと、心臓麻痺で死んだはずだが本当の死因はわからないこと、それを探るために彼を家へ連れ帰ったことなどを語りました。
そんな二人の前に姿を現わすメット。じつはタンの母親も幽霊を見ることができ、二人は20年ぶりの再会を果たしました。
さて、メットとタンも久しぶりに再会。タンはメットが自分の前から逃げたことを責めますが、メットは幽霊と人間は一緒になることはできない、とタンを諭します。
お互いに思いを寄せ合っているのに、決して付き合うことのできない二人。
幽霊BLものだけに、切ないストーリー展開です。…悲しい。
ですがタンは、せめて本当の死因を見つける約束だけは果たせてほしいと懇願。メットの生前に住んでいた家を見つけたことを告げ、二人はまた元の生活に戻るのでした。
ついによみがえったメットの記憶
再びはじまった二人の同居生活。
二度と離さないよ。二人の時間を無駄にしたくない。なんでもやりたいし、言いたいし、見たいんだ
いつかは離れる。それは決して抗うことのできない運命です。だからこそ、最後のそのときが来るまで、メットのそばからは片時も離れたくない。辛い運命を受け入れ、前向きに生きようとするタンの心情がありありと伝わってくるシーンでした。
さて、二人はいよいよ、プライの家、メットが生前に住んでいた親戚の家へと向かいました。
ここでタンは、プライに親戚がいないかどうかを聞きます。しかしプライは、子どもの頃からこの家には自分と祖父、家政婦しか住んでおらず、親戚はいないと答えます。また、家に秘密の部屋があること、そしてプライ自身、祖父から入ることを禁じられていると言いました。
この家には必ずメットに関する何かがある。そう考えたタンは、プライがシャワーを浴びている隙をついて家探しをし、ついにメットが写った家族写真を発見。メットにそれを報告しました。
これを見たメットは、当時の記憶を思い出します。そして従姉妹の子どもの名付け親になったこと、その子にプライファーという名前をつけたことをタンに告げました。
いよいよ、事件の真相に近づいてきました。しかし、それを知るにはプライの家に忍び込む必要があります。タンは失敗することを恐れながらも、メットのために頑張ることを誓います。そしてプリンス、キャオにも真実を告白。メットを成仏させるために協力してほしいと頼みました。
プリンスはプライを外に連れ出し、その隙にタンとキャオはプライの家にメットを連れて行きます。こうしてメットは、かつて自分が住んでいた部屋へとたどり着いたのでした。
失われた記憶がまざまざと蘇るメット。自分の死という辛い記憶と向き合いながら、メットは当時の様子を思い出していきます。心臓の発作が起こったこと、薬を探したけど見つからなかったこと、そしてついに、死の瞬間の情景が浮かびます。
倒れたメットが最後に目にしたもの。それは、プライの祖父の姿でした。
いよいよ、死の真相が明らかになります。はたしてタンとメットにハッピーエンドは訪れるのでしょうか。
次回へ続く。
