登場人物
メット(シントー・プラチャヤー):20年前に死亡したものの、成仏できずに自らの墓の周辺をさまよう幽霊。
タン(オーム・パワット):幽霊を見ることができる大学生。メットが成仏できないのは自分の死の真相を知らないせいだと考え、メットのために彼の死の真相を突き止めようとする。
EP4までのあらすじ
22歳のときに心臓麻痺で亡くなったメット。成仏できずに自分の墓の周りをさまよっていたところ、幽霊と話すことができるタンという少年と出会う。やがて時は経ち、メットは大学生になったタンと一緒に暮らすことに。二人は絆を深めながら、メットの死の真相を知るために奮闘。ついに、メットの本名と生前の住所がわかった。
タンの誕生日デート、ひゃっほい
前回のEP4で、メットの本名と生前の住所を突き止めたタンは、メットとともにその場所へ向かいました。
このとき、メットの身体が消えかけてしまいます。原因は力を使いすぎたこと。また、死の真相に近づくということは、メットの成仏が近いことを意味します。二人の別れがそう遠くはないことを思わせるシーンに、思わず胸が締めつけられました。
夜、二人は星空の下で語り合いました。
消えちゃ嫌だ
タンは泣きながらメットに訴えます。しかしメットは「人はいつか消えるもの」とタンを諭し、こう言います。
出会えてよかった
私、涙。こちらこそお礼を言いたい。二人に出会えてよかった。
…お前、何言うとんねん。
さて、この日はタンの誕生日の前日。日をまたげばタンはまた一つ大人になります。
誕生日の日、星に祈ると願いが叶うんだって
メットはタンにこう言いました。そしてタンは、星空に願いを捧げます。
何を願ったの?
メットの問いかけに、タンは答えませんでした。
メットともっと一緒にいたい。消えてほしくない。けど成仏してほしい
涙に濡れるタンの表情からは、複雑な心持ちがうかがえました。
私、涙。
誕生日の朝、メットはタンのために朝ごはんをつくります。目玉焼きにウインナー。もはやカップルです。
そして二人はデートへ出かけます。まずはスワンボート。初々しい付き合いたてのカップルかのようです。ありがとうございます。
次は自転車。周囲の人にはメットは見えていませんから、タンが一人ではしゃいでいるように映ります。一見、変な人です。だけど、周りの目なんか関係ないんです。いつか消えてしまうかもしれないメットと思い出をつくりたいんです。
夜、誕生日を仲間に祝われたタンは、ステージで「愛さずにはいられない」を歌います。以前、ドライブしているときにメットに教えてもらった思い出の歌。いつかメットに聴かせるため、ひそかにギターの練習までしていました。タンのメットに対する思いがすごく伝わってきます。
いつまでも、こんな日々が続きますように。
決して結ばれぬ二人の運命
ところが、ここでライバルが登場します。プライです。
タンのグループは4人。タン、プリンス、キャオの男子3人と、女子のプライです。
プリンスはプライが好き。だけどプライはタンが好き。そして誕生日の夜、プライはタンにキスをします。
二人の姿を見て、涙を流すメット。そしてそっと外へと飛び出していくのでした。
結局、タンはプライを拒みますが、このことが原因で二人は喧嘩をすることに。まぁ順風満帆なドラマはつまらないですからね。紆余曲折大事です。
ここで、タンは初めて自分の気持ちを告白します。
メットに出会ったときから幸せな気持ちだった
と。
しかし、メットは力を使い果たしたのか消えかけてしまい、タンには見えなくなってしまいました。
最後、メットは力を振り絞り、実体を取り戻すと、タンに自分の気持ちを打ち明けます。
君が好きだ。けど僕にはどうしようもできない
もう涙なしでは見られません。普通の関係ではないから、普通の恋愛はできません。だけど、自分の心をいつわることはできない。
これから二人はいったいどうなってしまうのでしょうか。
次回へ続く。
