登場人物

攻め→牧志青(まき・もとはる):主人公。売れっ子建築家。金持ちなうえに容姿は極上と、一見非の打ち所のないキャラだが、じつは超変態。自他とともに認めるゲイ。美形の男には目がない。
受け→大木浩太(おおき・こうた):主人公。型枠大工。幼く見える容姿で周りになめられがちなためか、怒ると手が早い。物心ついた時からゲイ。のちの愛称はコータン。
あらすじ
建築家と若き型枠工の恋愛コメディ。第一印象はお互い最悪だったが、ひょんなきっかけから同居する事に。恋愛に発展してからの2人は甘い生活を送るが、さまざまな出来事に翻弄されていく。
変態オブ変態の志青、純情かつエロい浩太が織り成す物語
私が鹿乃先生にハマったきっかけとなった作品です♪
物語は、建築家の志青が型枠大工の浩太にぶっ飛ばされる突然な展開からはじまります。
初期の浩太はかなりとんがっており、志青はそんな浩太を「ガキは趣味じゃない」と一蹴する始末。ええ・・・・・・この2人、一体どうやってくっつくの?と思いながら見守っていたのですが、想像していたよりも早く結ばれます(笑)。
兎にも角にも強烈なのは志青のキャラ!変態オブ変態と言い切っても過言ではないくらいのインパクトです。
これまでいろいろなマンガを読み漁ってきましたが、多分この人が一番の変態!こんなにも包み隠さない人がいるんだ・・・・・・と思わず関心してしまうほどです。
でも、それが面白いのです。所々吹き出してしまって、ちょっと悔しい(笑)。
志青はとんでもなく変態なのですが、好きな人を守ろうとする行動力や優しさも半端ありません。だから浩太が惹かれてしまう気持ちもなんとなく理解はできる気がします。
続いて浩太。最初はあまりに暴力的で、個人的に好感が持てませんでした。
しかし、読み進めていくうちに印象がガラリと一変。掃除好きで家庭的・素直で一途・時にはサキュバス張りにエロく求愛!
先の印象とはあまりにかけ離れた性格のギャップに、萌えが止まらなくなる事うけあいです。
いまではそんな浩太を「コータン」という愛称で呼ばせていただき、志青とともに崇拝いたしている次第でございます!
そして、初期の頃から比べると絵柄はだいぶ変化を遂げています。
昔は大人っぽいとがった顔でしたが、最近の絵柄はどことなく可愛い感じです。
私が最初に惹きつけられたのは昔の絵でしたが、最近の絵柄も大好き!コータンの可愛さが増幅されている気がするのです。
ところで、『Punch↑』の1巻は2006年の暮れ頃に初版が発売されているので、スタートはもう16年も前ということになります。
ただし、この作品はいまだ連載中です。1巻から4巻へと続き、番外編の『punch↑+次男上等』を挟んで現在は7巻まで刊行中。非常によい場面で終わってしまっているので、今後も物語は続いていくことでしょう。
長い年月の間、腐女子たちに愛され続けてきた『Punch↑』。この作品には、それだけの魅力がありま
す。ようするに、鹿乃先生の作品をまだ堪能されたことのない方は絶対人生損してると思うのです!(諸説あります笑)
個人的評価
過激度 ★★★
眼福度 ★★★
せつない度 ★★★
甘い恋愛が見たいけどギャグが多めな作品をお求めの方、また中毒性のあるBLに思いきりハマりたい方におすすめです!!
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