■登場人物

受け→安達清(あだちきよし):主人公。30歳まで童貞を拗らせたことで、触れた相手の心の声が読めるようになった冴えない事務員。
攻め→黒沢優一(くろさわゆういち):安達のイケメンで有能の営業マンの同期。恋人の噂はなく、実は安達に想いを寄せていた。
■あらすじ
30歳まで童貞だったことがきっかけで、触れた相手の心の声が読めるという能力を手に入れた主人公の安達。その能力で、同期の黒沢の片思いの相手が自分だと知ってしまい…!?
■純情な黒沢の一途な思い、それに困惑しつつもちょっと嬉しい安達の心の葛藤がたまりません!
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』というタイトル通り、30歳まで童貞をこじらせたせいで、「触れた相手の心が読める」という能力を手に入れた主人公の安達。
誰からもモテる有能営業マンである同期の黒沢の心を読むと、なんと彼の片想いの相手が自分であることが発覚してしまいます!
飲み会の後に「今夜は絶対に帰さない」だとか、ちょこちょこ下心が見えつつも(笑)、純粋に自分のことを想ってくれる黒沢の優しさに安達も少しずつ惹かれていきます。
黒沢の魅力が二倍に感じるのは相手の心が読めるからこそですね♪安達に能力を与えてくれた愛を司る女神様、本当にありがとうございます。
黒沢視点でも、安達の優しさや可愛らしさが描かれているシーンがあるのですが、読み終えるまでは終始ニヤニヤが止まりませんので、決して人前では読まない方がいいですね(笑)。
コミックスのみ収録されている描き下ろしのおまけ漫画などもあるのですが、本編では描かれなかった二人のちょっとした日常や、安達の友人の恋愛模様に、胸キュンが止まりません…!
オフィスラブものですが、ピュア度がかなり高いので、特にBL初心者さんにお勧めです!もちろん上級者の方も胸キュンすること間違いなしですよ!
完璧だと思っていた黒沢が安達にだけ見せた弱み、不器用だけれどいつも誰かを気遣っている安達の優しさ。黒沢の気持ちに気づいて困惑してしまう安達…そんな彼を見て、
「ごめん。好きになって」
と罪悪感を抱く黒沢。
心が読めるからこそ知りたくなかった相手の考えを知ってしまったり、今の関係を保つべきかの葛藤だったり…と・に・か・く、もどかしい二人の距離感!
しかし、そんなもどかしさも噛み締めつつ、二人それぞれの視点で物語を読み進めていくことで、チェリまほ沼に落ちていくことは間違いありません!
個人的には豊田悠先生の作品では『パパと親父のウチご飯』も大好きです!BLではないのですが、ほんのりBL感が漂っているところがたまりません(笑)。まだ見たことがない方は、ぜひこちらの作品もチェックしてみてください!!
■個人的評価
ピュア度 ★★★
オフィスラブ度 ★★★
胸キュン度 ★★★
とにかく胸キュンしたい人は読んで間違いなしの作品です!!そこまで内容はハードではないので、BL初心者にもおすすめです♪
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