2016年に放送された『SOTUS:The Series』の続編『SOTUS S』EP13を見た感想をお届けします!
キャスト・カップリング
コングポップ&アーティット

コングポップ(Singto):SSU工学部3年生。SOTUSチームのリーダーであるヘッドワーガーをつとめる。1年生のときにヘッドワーガーをつとめていたアーティットに反発するも、じつはその背景には優しさが秘められていたことを悟り、アーティットに恋心を抱くようになる。アーティットに積極的にアタックを繰り返し、やがて付き合うことに。
アーティット(Krist):SSU卒業後、オーシャン電機に勤める。大学時代、何かにつけて反発するコングポップに苛立ちを覚えるものの、やがてその熱意に押されてコングポップと付き合う道を選択。
ティウ&デイ

ティウ(Oaujun):SSU工学部3年生。コングポップの友人。コングポップとともにワーガーをつとめる。SOTUS制度に反発するデイは同じ学籍番号であることから、何かとおせっかいを焼く。
デイ(Fiat):SSU工学部1年生。SOTUS制度に納得がいかずに反発を続ける。自分を気に掛けてくれるティウには徐々に心を許すように。
ヨン&ナイ

ヨン(Guy):オーシャン電機製造部に勤務。インターンシップ生としてやってきたナイを気に掛ける。
ナイ(Nammon):オーシャン電機にインターンシップ生として参加。
『SOTUS S』EP12までのあらすじ
社員旅行中にアーティットとコングポップがいちゃついていた写真が流出。アーティットは周囲の目を気にするがあまりにコングポップを避けるようになってしまう。一方、コングポップもアーティットのそのような態度が続く中で彼の気持ちがわからなくなり、ついにギアをアーティットへ返す。そのような状況下、自分にとってコングポップがかけがえのない人物だと悟ったアーティットはオーシャン電機の社員の前で、コングポップと付き合っていることを明かす。
『SOTUS S』EP13の感想
物語はついに大団円!
さて、いよいよ最終回!ラブラブ写真の流出をきっかけとして破局寸前にまでいたってしまったアーティットとコングポップでしたが、むしろこの事件が、アーティットがコングポップの存在の大切さを認識するよいきっかけとなった気がします。
オーシャン電機社員の前でコングポップと付き合っていることを告白したアーティットは、以前までの態度が嘘だったかのように、外でもコングポップといちゃつくようになります(笑)。憑きものが落ちたとはまさにこのことです。
ある夜、アーティットはコングポップにプレゼントを手渡しました。それは、自分とコングポップのギアを半分割してつなぎ合わせた、オリジナルのアクセサリーでした。
「ギアはもうそれぞれの心の象徴じゃない。俺たちの心はひとつだ」
「コングポップ、俺と未来を築く覚悟はあるか?」
アーティットは涙を目に浮かべるコングポップに、そう問いました。
コングポップは思わずうれしそうな笑みを浮かべます。ですが、いつものどおりこざかしい表情でこう言い返します。
「先輩こそ覚悟ができてる?」
すると、アーティットは無言でコングポップの唇に口づけを交わします。
外!公共の場!でアーティットが自分からコングポップにキスしようとするなんて・・・(涙)。ここにきてアーティットぱいせんも吹っ切れましたね(笑)。
月日は経ち、大学を卒業したコングポップはアーティットとともに大学を訪れます。学生寮からコングポップの荷物を運ぶためでした。引っ越し先については明らかにはされていませんが、おそらく晴れて同棲生活が始まるのでしょう。
長かったSOTUSの物語も、これにておしまいです。
ぶっちゃけ、シーズン1のほうが面白かったですね(笑)。シーズン2は学生と社会人という立場の違いがあったため、最初のころは二人の絡むシーンが少なかったのが残念でした。コングポップをオーシャン電気のインターンシップ生として送り込んでからは濃密なシーンが描かれるようになりましたが、正直私は物足りませんでしたね。
ただ、最後の最後でアーティットのギアとコングポップのギアを2分割にしてくっつけあい、「俺たちの心はひとつだ」とアーティットがコングポップに言うシーンはちょっと感動しました。ギアは物語の重要なアイテムですし、最後を締めるにふさわしい使い方だったと思います。
アーティット役のKristはコングポップ役のシントーに操を立てているようで、彼とのカップリングではないBL作品には出ないと決めているのだとか。なので今後タイBLでKristを見ることはほとんどなさそうなのが残念です。
一方のシントーはタイBL出まくりですので、また別の作品でお会いしましょうという感じです(笑)。
サブカップルの無理やりまとめた感が半端ない
さて、2エピソードぶりにティウ×デイが帰ってきました(笑)。唐突すぎるんよ。すっかり仲良くなった様子が描かれるのはいいのですが、やはり中途半端感は否めません。このカップル、いらんかったのやない?
あとデイくんが、じつはオーシャン電機で働くダナイ部長(アーティットの上司)の息子だったとか、物語を詰めすぎです(笑)。ちょっと反省してください(笑)。
ヨン×ナイも、ちょっと中途半端でしたね。やはり主軸であるアーティットとコングポップの話を描きながら、40分で3つのカップルのエピソードを盛り込むのはちょっとやりすぎでした。サブカップルの話を放り込むのであれば、どっちか一組でよかったですね。急がし過ぎて内容を詰め切れず、そのまま消化不良で終わってしまった感が否めませんでした。
『ラブバイチャンス』ではティン×キャンのサブカップルのストーリーにワクテカしたものでしたが、今回はそこまでサブカップルに思い入れすることはありませんでした。シーズンものは回を追うごとに盛り上がり度が欠ける傾向にありますが、『SOTUS』もシーズン1が私の中ではピークでしたね。
さて、次はいったいどんなタイBLを見ようかしら。乞うご期待。
